Friday, May 12, 2017 5:46 PM

録音記録で解任長官けん制 トランプ氏「会見中止も」

 トランプ大統領は12日、連邦捜査局(FBI)のコミー長官と交わした会話の録音記録があると示唆し、コミー氏がメディアの取材に応じることをけん制した。米大統領選干渉疑惑の捜査を巡る会話とみられ、コミー氏への脅迫と受け止められている。スパイサー大統領報道官は定例記者会見で脅迫の意図はないと述べたが、録音記録の有無は明言しなかった。

 コミー氏解任への批判報道に不満を強めているトランプ氏はツイッターでホワイトハウスの定例記者会見の中止もちらつかせ、ホワイトハウス記者会は中止に反対する声明を発表。スパイサー氏は「大統領は報道に幻滅している」と述べた。

 トランプ氏は12日、ツイッターに「コミー氏は報道機関へ情報を漏らし始める前に、われわれの会話の録音記録が存在しないよう願うべきだ」と投稿。CNNテレビは「録音記録があったとしても、コミー氏は何も心配していない」とする関係者の話を伝えた。(共同)