Monday, May 15, 2017 10:32 AM

ロシア、サウジ減産延長で合意 来年3月まで9カ月間

 ロシアのノバク・エネルギー相とサウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は15日に北京で会談し、原油相場の底上げに向け実施している協調減産を来年3月末まで9カ月間延長することで合意した。共同声明で発表した。石油輸出国機構(OPEC)の盟主サウジとOPEC非加盟国の代表格ロシアによる今回の合意で、主要産油国が減産延長で足並みをそろえる可能性が高まった。

 合意を受け15日のニューヨーク市場で原油先物相場が上伸し、時間外取引で一時1バレル=49ドル台をつけた。49ドル台に乗せるのは約2週間ぶり。

 OPEC加盟国とロシアなどの一部非加盟国はこれまで、今年6月末を期限に協調減産に取り組んできた。OPECが5月25日に開く閣僚級の定時総会などの場で減産延長を協議する予定だ。(共同)