Monday, May 15, 2017 10:32 AM

カジノ解禁に向け提携協議 運営会社と日本企業

 米国のカジノ関連企業が加入する団体、米国ゲーミング協会のジェフ・フリーマン最高経営責任者(42)は15日までに、日本のカジノ解禁をにらみ、カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)の開発を目指して「(米などの)運営会社と日本企業の間で、提携に向けた前向きな交渉が多く進んでいると聞いている」と明らかにした。

 東京都内で共同通信の取材に応じたフリーマン氏は「進出先として関心があると多く聞くのは大都市の東京都と大阪市、横浜市だ」と説明。最初の開業は、カジノの運営基準などを定めるIR実施法案の成立時期次第としながらも「2023年にオープンできるとの見方が多い」と語った。

 提携交渉をしている社名には言及せず、動きが具体化するのは「開設できる立地が分かり、見込まれる投資規模や、カジノの運営方法などを確認してからになるだろう」との見通しを示した。(共同)