Monday, May 15, 2017 10:34 AM

「共謀罪」採決阻止目指す 民・共、法相不信任を視野

 民進、共産両党は15日、「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案について、与党が衆院法務委員会での採決を強行すれば、金田勝年法相の不信任決議案提出も視野に入れるなど、衆院通過の「断固阻止」(野田佳彦民進党幹事長)に向けた検討に入った。

 与党は共謀罪法案を17日に衆院法務委員会で、18日に衆院本会議で採決する日程を描いており、与野党の水面下の駆け引きは活発化した。

 衆院法務委ではこれまで参考人質疑を除いて約26時間審議した。16日には改めて参考人質疑を行う予定。その上で17日に審議すれば、与党が委員会採決の目安としてきた30時間に達するとみられる。(共同)