Monday, May 15, 2017 10:35 AM

サイバー攻撃は米に原因 プーチン大統領、関与を否定

 中国訪問中のロシアのプーチン大統領は15日、各国で起きた大規模なサイバー攻撃について、米国の情報機関が発生源だとする米企業の見方を紹介し「ロシアには全く関係がない」と強調した。ロシアでは当局や銀行への被害はなく「大きな損害はなかった」と説明した。

 現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」をテーマにした国際会議の閉幕後に記者会見した。さらに、情報機関が開発したプログラムが深刻な被害をもたらすリスクを指摘、対策を議論すべきだと述べた。

 プーチン氏は「一帯一路」構想について、国際社会の安定をもたらし、時宜にかなっていると称賛した。また中ロ間の協力強化を評価し、中国にロケットのエンジンを供与する可能性があると述べた。(共同)