Monday, May 15, 2017 10:35 AM
習氏、保護主義反対を表明 「一帯一路」で首脳会合
中国が推進する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」をテーマにした国際会議は15日、北京市郊外のリゾート地で初の首脳会合を行った。習近平国家主席は冒頭「開放的な状況の中で協力を維持し、保護主義に反対する」と強調、保護主義的な通商政策を掲げるトランプ米政権をけん制する姿勢を明確にした。
14日からの会議閉幕後に記者会見した習氏は「世界の発展の新たなプラットフォーム(基盤)を打ち立てたい」と述べ、世界経済のけん引役になる意欲を表明した。
習指導部は同構想を足掛かりに国際社会での影響力拡大を加速させる思惑。今年秋に最高指導部メンバーが大幅に入れ替わる共産党大会を控え、同構想が国際社会の幅広い支持を得たと強調し、習氏の権威を高める狙いがある。(共同)
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