Monday, May 15, 2017 10:35 AM

新型ミサイル発射「成功」 北朝鮮、金正恩氏が視察

 北朝鮮の朝鮮中央通信は15日、新型の中長距離弾道ミサイル「火星12」の発射実験を14日に実施、成功したと報じた。高度2111.5キロに達し、787キロ飛行したとした。日本政府は、通常の軌道で発射すれば射程は米軍の要衝グアムを収める4000キロ超とみて、分析を進めている。国連安全保障理事会は緊急会合を16日午後(日本時間17日午前)に開催する方向で調整に入った。

 緊急会合は日米韓が要請。菅義偉官房長官は15日の記者会見で、国際社会と協力して圧力強化を進める考えを示した。稲田朋美防衛相は韓国の韓民求国防相と電話会談、緊密な連携で一致した。

 発射には金正恩朝鮮労働党委員長が立ち会い、米国が「正しい選択」をするまで核兵器や弾道ミサイルをさらに製造し、必要な実験準備を進めるよう指示。米国に対抗し核・ミサイル開発を継続する姿勢を鮮明にした。(共同)