Monday, May 15, 2017 5:46 PM

陸自偵察機の捜索続く 函館周辺、乗員4人不明

 自衛隊や北海道警、地元消防は16日、道内の厚沢部町と北斗市をまたぐ山間部を中心に、函館空港(函館市)の西約30キロで前日に消息を絶った陸上自衛隊北部方面航空隊(札幌市)のLR2連絡偵察機の捜索を続けた。機長の高宮城効1等陸尉(53)と副操縦士、整備士2人の男性隊員計4人と連絡が取れていない。

 防衛省によると、LR2は緊急搬送が必要な患者を函館空港で収容するため、15日午前11時25分ごろ、札幌市の丘珠空港を離陸。同45分ごろ、函館空港の西約30キロ、高度約900メートルで管制官との連絡が途絶え、約1分後に航空自衛隊のレーダーから機影も消えた。

 函館空港で患者や医師、付添人を乗せて丘珠空港に戻る予定だった。(共同)