Tuesday, May 16, 2017 11:07 AM

仏大統領、IOC総会へ 24年五輪のパリ招致で

 2024年夏季五輪のパリ招致で、フランスのマクロン大統領は16日、国際オリンピック委員会(IOC)の評価委員会メンバーらを大統領府に招いて会談し、開催都市が決定する9月のIOC総会(リマ)に出席する意向を表明するなど招致に積極的な姿勢を示した。

 評価委のバウマン委員長は同日、100年ぶり3度目の開催を目指すパリの現地調査を終えて記者会見し「コンセプトがしっかりした強固な提案で、美しい街の会場も素晴らしい」と計画を高く評価した。20年東京五輪の開催費用が招致段階から膨張した点を指摘されたが、会場の95%が既存または仮設のパリは「現実的な予算計画だ」と強調。大統領との会談で「パリ市はもとより、国から非常に強い支援を受けていると実感できた」と述べた。

 ライバルとなるロサンゼルスの現地調査では、トランプ米大統領と評価委の会談はなかった。パリ招致委員会のラパセ共同会長は「マクロン大統領は口だけでなく、行動でも招致に協力してくれる」と歓迎した。(共同)