Tuesday, May 16, 2017 11:08 AM

入国規制西部高裁でも審理 政府とハワイ州ら

 イスラム圏6カ国からの入国を規制するトランプ米政権の新たな大統領令を一時差し止めた連邦地裁の仮処分命令について、サンフランシスコ連邦高裁のシアトル支部(ワシントン州)で15日、米政府による上訴を受けた審理があり、3人の判事が政府と原告のハワイ州ら双方の主張を聞いた。

 同様の審理は8日に東部リッチモンドの連邦高裁でも行われた。

 シアトル支部の審理で政府側は、同大統領令は国家の安全保障のためで宗教差別には当たらないと主張。ハワイ州側は、トランプ氏が選挙運動中に実行するとしていたイスラム教徒の入国禁止と、同大統領令との関連性を一度も否定していないとして差別に当たると指摘した。(共同)