Tuesday, July 19, 2016 10:36 AM

マレー高速鉄道来年入札へ 26年開業、日中が争奪戦

 マレーシアのナジブ首相は19日、クアラルンプールとシンガポールを結ぶマレー半島高速鉄道計画について「入札が来年に行われるだろう」との見通しを示した。入札時期に関し首脳レベルで触れたのは初めて。営業開始は当初予定の2020年から大幅に遅れ、26年を目指す。日本勢や中国勢などによる受注競争が激しくなりそうだ。

 首都近郊のプトラジャヤでシンガポールのリー・シェンロン首相と会談した後、記者会見で述べた。両首相はこの日、高速鉄道計画の概要を記した覚書に調印。年内に正式な合意文書を交わし、その後に入札手続きを進める予定だ。

 クアラルンプールとシンガポールを1時間半で結ぶノンストップの列車と、マレーシア国内の都市で各駅停車する列車とに、事業形態を分ける方式も決まった。(共同)