Tuesday, May 16, 2017 11:09 AM
ミサイル能力向上に危機感 安保理、迅速に結束示す
国連安全保障理事会は15日、北朝鮮の弾道ミサイル発射を非難する報道声明を発表した。16日午後(日本時間17日未明)に予定されている緊急会合に先立ち、国際社会の結束を迅速に示した背景には、ミサイル開発能力の急速な向上に対する危機意識の高まりがある。
安保理は北朝鮮による核実験や弾道ミサイル発射の後に緊急会合を開催し、その後に報道声明を発表する手順を取ることが多かった。北朝鮮との対話を重視する中国やロシアが難色を示し、声明の発表が長期化することもあった。
今回、中ロ両国が米国の作成した報道声明案に即座に同意したのは、金正恩体制下で弾道ミサイルの発射が激増し、朝鮮半島情勢の緊張が激化していることに懸念を募らせているからだ。(共同)
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