Tuesday, May 16, 2017 11:13 AM

北朝鮮ハッカー関与か 大規模サイバー攻撃で米紙

 世界各地で起きた大規模なサイバー攻撃を巡り、ニューヨーク・タイムズ電子版は15日、複数の情報当局者と専門家の話として、北朝鮮に関係したハッカーが関与したことを示す情報があると報じた。

 複数の情報セキュリティー専門家は、今回のサイバー攻撃に使われたプログラムが北朝鮮傘下とされるハッカー集団「ラザルス」が過去に使ったものと類似点があるとした。ただ、北朝鮮の関与を断定するのは時期尚早と指摘している。

 ボサート米大統領補佐官(国土安全保障・テロ対策担当)は15日の記者会見で、このサイバー攻撃には「犯罪集団か外国政府が関与した可能性がある」との見方を示した。また、端末のデータ復旧と引き換えに金銭を要求する「ランサム(身代金)ウエア」による攻撃を受けて、実際に支払われたのは約7万ドル(約800万円)にとどまったと明らかにした。(共同)