Tuesday, May 16, 2017 5:41 PM

情報源はイスラエルか 対ロシア提供、同盟に障害

 トランプ大統領がロシアのラブロフ外相との会談で機密情報を漏らしたとされる問題で、ニューヨーク・タイムズ紙電子版などは16日、トランプ氏が漏らしたのはイスラエルから提供された情報だったと伝えた。

 トランプ氏は就任後初めての外遊で近くイスラエルを訪問するが、情報漏えい問題は同国との同盟関係の障害となりそうだ。欧州など同盟国の間でもトランプ氏の外交姿勢に対する不信感が高まるのは必至だ。

 トランプ氏は16日の記者会見で、ラブロフ氏との会談はテロとの戦いを進める上で「大成功だった」と主張。マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が別の記者会見で、ラブロフ氏との情報共有は「完全に適切だった」と述べるなど、政権はロシアへの情報提供の正当化に躍起になっている。(共同)