Wednesday, May 17, 2017 10:42 AM

情報源はイスラエルか プーチン大統領は機密漏えい否定

 トランプ大統領がロシアのラブロフ外相との会談で機密情報を漏らしたとされる問題で、ニューヨーク・タイムズ紙電子版などは16日、トランプ氏が漏らしたのはイスラエルから提供された情報だったと伝えた。米政府当局者らの話としている。

 トランプ氏は就任後初の外遊で近くイスラエルを訪問するが、情報漏えい問題は同国との同盟関係の障害となりそうだ。欧州などの同盟国の間でもトランプ氏の外交姿勢に対する不信感が高まるのは必至。米議会では与野党双方からトランプ氏に説明を求める声が高まっている。

 一方、ロシアのプーチン大統領は17日、情報漏えい問題について、「米国では政治的な精神の病が進行しているとしか説明のしようがない」と述べ、否定した。また、「米政府が可能と判断するなら、両者の会談録を米議会に提示する用意がある」と言明した。(共同)