Thursday, May 18, 2017 10:41 AM

サイプレスのメモリ採用〜ボッシュ、次世代ADASで

 独サプライヤー大手ボッシュは、次世代のビデオベースの先進運転支援システム(ADAS)向けに、サイプレス・セミコンダクタ(Cypress Semiconductor、カリフォルニア州)の自動車仕様のシリアルNORフラッシュメモリを採用した。

 サイプレスのリリースによると、ADASは自動運転の基盤となる技術で、映像ベースの装置は歩行者の検知、車線の保持、交通信号の認識、衝突回避と死角の監視といった重要な機能を提供するために不可欠。ボッシュのカメラによるADASプラットフォームは、自動車メーカーにとっては、単一装置を車両に導入するだけで広範囲の運転支援機能を統合させることが可能になる。

 サイプレスの128メガバイト(Mb)から1ギガバイト(Gb)までのFS-S 1.8Vシリーズと、Quad SPI NORフラッシュのFL-S 3.0Vシリーズは、80Mbp/秒の帯域幅を持ち、高性能システム向けに最速プログラムを実行できる。

 業界標準のコンパクトな8リードのSOIC、16リードのSOIC、8ピンWSON、24ボールのBGAパッケージで提供される。FSとFL-S NORフラッシュシリーズはAEC-Q100自動車認定オプションが可能で、マイナス40℃から125℃までの極限の温度にも耐え得る。

http://www.greencarcongress.com/2017/05/20170516-cypress.html