Thursday, May 18, 2017 10:47 AM

加計学園の文書公表再要求 蓮舫氏「総辞職に値する」

 安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設計画に関する記録文書を巡り、民進党のプロジェクトチーム(PT)は18日、会合を開き、文部科学省に文書の公表を改めて求めた。19日に愛媛県今治市にある獣医学部建設予定地を視察する方針。民進党は批判を強め、蓮舫代表が記者会見で「官僚による究極の忖度があったならば、内閣総辞職に値する内容だ」と強調した。

 加計学園は政府の国家戦略特区制度を活用し、今治市に岡山理科大の獣医学部新設を計画。民進党が入手した文書は複数あり、文科省が内閣府とのやりとりを記録したとされるものには、「(早期の開学は)総理のご意向だと聞いている」「官邸の最高レベルが言っていること」などと記載されていた。

 PT会合に出席した文科省の松尾泰樹大臣官房審議官は17日に続き「文書の存否を確認している」、内閣府の塩見英之参事官も「(文科省との)会議があったかどうかも確認が取れていない」と述べるにとどまった。(共同)