Thursday, May 18, 2017 10:48 AM

米ロシア疑惑で世界株安 東証終値261円安

 トランプ政権のロシア疑惑が世界の株式市場を揺らしている。18日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は、前日の米株式市場の大幅安を受けて続落し、前日比261円02銭安の1万9553円86銭で取引を終えた。上海や香港といったアジア市場も株価指数が軒並み下落、欧州市場も値下がりして始まり、株安が連鎖した。円相場も一時1ドル=110円台に急伸した。

 昨年11月の米大統領選にロシアが介入した疑惑を巡り、トランプ氏が捜査当局に圧力をかけたとする報道で、前日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は大統領選以来の下げ幅となった。

 これを受け、東京市場でも朝方から投資家の不安心理を背景に売り圧力が強まり、下げ幅は一時350円を超えた。東証株価指数(TOPIX)は20.81ポイント安の1555.01。出来高は約21億8400万株だった。(共同)