Thursday, May 18, 2017 1:08 PM

水俣条約8月16日発効へ 水銀汚染や健康被害防止

 水銀による環境汚染や健康被害の防止を目指す「水銀に関する水俣条約」が8月16日に発効すると、同条約事務局(スイス・ジュネーブ)が18日、発表した。締結国数が同日、発効に必要な50カ国に達した。初の締約国会議が9月24〜29日にジュネーブで開催される。

 50カ国目の締結国はルーマニア。条約の規定に基づき、90日後の発効が決まった。

 条約は2013年10月に熊本市で開かれた国際会議で採択。水銀を含む体温計や電池などの製造・輸出入を20年までに原則禁止する内容で、水銀の大気や水、土壌への排出削減や、適切な保管と廃棄も定めている。(共同)