Friday, May 19, 2017 10:20 AM

熊崎氏「検討始めてる」 日米間のポスティング改正

 プロ野球の熊崎勝彦コミッショナーは19日、大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナーがポスティングシステムを今オフまでに改正する意向を示したことを受け「NPB(日本野球機構)側でも交渉へ向けた検討を開始している」と述べた。日本ハムの大谷翔平選手(22)が今季終了後にも同制度を利用してメジャーへ移籍する可能性があり、交渉の行方が注目されている。

 ポスティングシステムは日本の球団から海外フリーエージェント(FA)資格を持たない選手が大リーグに移籍する際に利用する制度。既にMLBがNPBに改正へ向けた協議を申し入れている。かつては入札制度だったが、2013年オフに日本球団が2千万ドル(約22億4千万円)を上限に譲渡金を設定し、支払う意思がある全ての大リーグ球団が選手と交渉できる現行制度になった。

 MLBは韓国との間では入札制度を結んでいる。マンフレッド・コミッショナーは米ニューヨークで開かれたオーナー会議での記者会見で「現状は国ごとに違うシステムになっている。プロ選手に特化した統一ルールにしたい」と語った。(共同)