Friday, May 19, 2017 10:25 AM

トランプ大統領、特別検察官批判 司法妨害も捜査対象

 トランプ大統領は18日、昨年の大統領選にロシア政府が干渉した疑惑の捜査を統括する特別検察官にモラー元連邦捜査局(FBI)長官が任命されたことについて「魔女狩りだ。米国を分断する」と強く非難、「私や陣営がロシアと共謀した事実はない」と否定した。ホワイトハウスで行われた記者会見で述べた。

 米メディアによると、モラー氏を任命したローゼンスタイン司法副長官は18日、上院議員との会合で、政権による司法妨害の有無も捜査対象となるとの見方を示し、今後は、今月9日に突然解任されたコミー前FBI長官が残しているメモや証言が鍵を握りそうだ。

 トランプ氏は会見で、2月にコミー氏にフリン前大統領補佐官の捜査を中止するよう要求したとの報道についても全否定。野党民主党からの弾劾要求に対しては「全くばかげている」と一蹴した。一方、米メディアは、トランプ氏が自身の法的責任が問われる恐れがあるとして弁護士の選定に入ったと報じた。(共同