Friday, May 19, 2017 5:57 PM

日欧EPA首席会合が終了 大枠合意向け論点整理

 ベルギー・ブリュッセルで16日から開かれていた日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)の首席交渉官会合が19日終了した。日本側の交渉筋は「大きな意味では最終局面」との認識を示した上で、早期大枠合意に向けて「残された解決すべき論点を特定し整理した」と述べた。

 次回日程は未定。日本とEUは7月にドイツで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合の前後に安倍晋三首相とEUのユンケル欧州委員長らとの会談を検討しており、それまでに隔たりを縮めるための協議を精力的に続ける構えだ。

 今回の会合では、双方の立場の相違が大きい乳製品など農業分野の日本市場開放を中心に、非関税分野も含めて幅広く話し合われたとみられる。(共同)