Monday, May 22, 2017 10:45 AM

トランプ氏、テロ打倒結束 「善と悪の戦い」強調

 就任後初外遊中のトランプ大統領は21日、サウジアラビアの首都リヤドでイスラム圏約50カ国の指導者を集めた会議を開き、テロ対策について「善の力が団結してこそ悪に勝つことができる」と演説で訴えた。過激派組織「イスラム国」(IS)などテロ組織の打倒に向け、米国が指導力を発揮して結束を強化する。

 中東で北大西洋条約機構(NATO)のような枠組みを模索する取り組みの一環として、サウジやバーレーンなど6カ国による湾岸協力会議(GCC)首脳らとの会合を開き、テロ組織の資金源遮断で協力することなどで合意した。

 枠組みではIS掃討を当面の目標に掲げ、政権が中東の不安定要因と非難するイランに対抗する狙いもある。ただイスラム教の宗派対立や各国間の利害が入り組み、構築は容易でなさそうだ。(共同)