Monday, May 22, 2017 1:19 PM

ロシア平昌パラ出場不可も IPC、9月めどと警告

 国際パラリンピック委員会(IPC)は22日、ロンドンで記者会見を開き、国ぐるみのドーピング違反で資格停止中のロシア・パラリンピック委員会(RPC)が9月までに資格回復の条件を満たさなければ、同国選手が来年の平昌冬季大会に出場できなくなる可能性が高いと警告した。

 IPCは特別チームの最新の報告書を踏まえ、資格停止処分の継続を決めた。クレーブン会長はRPCに改善はみられるとした上で「資格回復のための条件を全面的に、一刻も早く満たすことを望む」とし「9月の理事会で前向きな決定ができなければ(出場は)難しくなる。それ以降になれば、チャンスはどんどん小さくなる」と話した。

 IPCは昨年8月にRPCを資格停止とし、リオデジャネイロ大会からロシア選手団を全面除外した。世界反ドーピング機関(WADA)から「不適格組織」とされている国内反ドーピング機関の資格回復などが、RPCの処分解除のための条件となっている。(共同)