Monday, May 22, 2017 5:50 PM

FRB資産縮小開始「年内に」 ダラス連銀総裁

 ダラス連邦準備銀行のカプラン総裁は22日、連邦準備制度理事会(FRB)は追加利上げと平行して、年内に保有資産の規模縮小を開始すべきだとの考えを示した。連銀のウェブサイトに所感を掲載した。

 労働市場は最大雇用に近い状況にあるとする一方で、金融政策運営のもう一つの目安とする物価上昇率については「2%目標に向けた足取りは遅くなっている」と指摘。

 今年の利上げ回数については「3月も含めて3回が基本路線だと引き続き思っている」としたが、利上げは「段階的に辛抱強く」あるべきで、そのためには経済動向に合わせて金利引き上げのペースを調整すべきだとの見方を示した。(共同)