Tuesday, May 23, 2017 10:47 AM

「世界最強」棋士に勝利 アルファ碁、中国での初戦

 グーグル傘下の人工知能(AI)開発ベンチャー「ディープマインド」(英国)の囲碁ソフト「アルファ碁」と、「世界最強」とされる中国人棋士、柯潔九段(19)による3番勝負の初戦が23日、中国浙江省烏鎮で行われ、白番のアルファ碁が271手までで半目勝ちした。25日の第2戦も勝てば、アルファ碁の勝ち越しが決まる。

 柯九段は対局後の会見で「人間だと思い付かないような手もあり、本当に強かった。対局が進むにつれ、負けるのが分かった」と話し、アルファ碁が格段に強くなったと指摘した。

 アルファ碁は昨年3月、ソウルでトップクラスの韓国の李セドル九段との5番勝負にも圧勝。今回李九段より実力が上とされる柯九段を下したことで、改めてAIの進歩が印象付けられた。(共同)