Tuesday, May 23, 2017 10:48 AM

米高官も捜査中止要求 トランプ氏意向反映か

 ワシントン・ポスト電子版は22日、ホワイトハウスの複数の高官が情報機関に対し、ロシア政府による大統領選干渉疑惑に絡むフリン前大統領補佐官の捜査中止を連邦捜査局(FBI)のコミー長官(当時)に働き掛けるよう要請していたと報じた。

 FBIはトランプ陣営とロシア側が共謀した可能性を調べていた。トランプ氏は今年2月、コミー氏にフリン氏の捜査中止を要求したと報じられており、高官らはトランプ氏の意向を受けて情報機関に圧力をかけた可能性がある。

 ロシア疑惑の捜査を統括するモラー特別検察官は広範な捜査権限があり、政権による司法妨害の有無も調べる。モラー氏は22日、FBIの担当捜査官と面会し、コミー氏がトランプ氏との会話内容を記載したメモなどに関して説明を受けたもようだ。(共同)