Tuesday, May 23, 2017 10:49 AM

前補佐官が議会召喚拒否 ロシア疑惑、免責要求

 トランプ政権のフリン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は22日、ロシア政府による米大統領選干渉疑惑を調べる上院情報特別委員会の召喚に対して、関連資料の提出を拒否する意向を伝えた。フリン氏は刑事免責が保証されなければ、調査への協力に応じられないと主張している。

 ロシア疑惑を巡っては、トランプ陣営とロシアが共謀したかどうかが焦点。フリン氏は、米当局の許可を得ずにロシアやトルコから報酬を受け取っていたことが判明するなど、疑惑の中心人物とみられている。

 AP通信が入手した22日付の議会宛て書簡で、フリン氏の弁護士は、フリン氏が「日常的に言語道断の非難にさらされている」と強調。フリン氏は刑事免責が保証されなければ、自身に不利な証言を強制されない権利を認めた合衆国憲法修正第5条に基づき、議会証言や文書提出を「拒むことになるだろう」とした。(共同)