US Frontline News

Wednesday, May 24, 2017 10:33 AM

トランプ陣営、ロシアと接触　前CIA長官証言

　ロシア政府による米大統領選干渉疑惑を巡る下院情報特別委員会の公聴会が23日開かれ、中央情報局（CIA）のブレナン前長官は、トランプ陣営がロシア当局者と接触していたと明言し、選挙干渉に利用されていた懸念があると指摘した。連邦捜査局（FBI）には陣営とロシアが共謀した可能性を捜査する「十分な根拠」があると述べた。

　疑惑を捜査するモラー特別検察官は23日までに、コミー前FBI長官がトランプ大統領との会話を記録したメモについて、担当捜査官から説明を受けるなど本格始動した。司法妨害の疑いも浮上するトランプ氏は弁護士を選定し、対抗姿勢を整えつつある。

　昨年の米大統領選では民主党のクリントン陣営がサイバー攻撃を受け、流出したメールが暴露された。ブレナン氏は、ロシアが共和党のトランプ氏勝利を狙って攻撃を仕掛けたとの情報機関の分析を改めて示し、トランプ陣営とロシア側が「共謀したかもしれないとの疑念を感じさせるやりとりもあった」と話した。（共同）