Wednesday, May 24, 2017 10:37 AM

与謝野元財務相が死去 政策通、消費増税を推進

 元自民党衆院議員で、財務相や経済財政担当相を歴任した与謝野馨(よさの・かおる)氏が死去したことが24日、分かった。78歳。東京都出身。関係者が明らかにした。

 政界きっての財政再建論者で消費税増税派だった。明治の歌人の与謝野鉄幹、晶子夫妻の孫。東大を卒業後、中曽根康弘元首相の秘書などを経て、1976年に衆院旧東京1区で初当選。文相、通産相、官房長官などを務め、幅広い分野の政策通として知られた。衆院当選10回。

 2004、05年の自民党政調会長時代は小泉純一郎首相の構造改革路線を推進した。06年にがんの手術を受けた後に復帰。08年8月、福田改造内閣で経済財政担当相に就いた。(共同)