Wednesday, May 24, 2017 5:42 PM

対北朝鮮、論議を主導 首相、サミットへ出発

 安倍晋三首相は25日午前、イタリア、マルタ両国を訪問するため、羽田空港を政府専用機で出発する。イタリア南部シチリア島タオルミナで26、27両日に開かれる先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)に出席する。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮の論議を主導。「世界の脅威だ」として圧力強化へ結束を図り、首脳宣言に厳しい文言を盛り込みたい考えだ。

 イタリア滞在中、トランプ米大統領と首脳会談を実施する。フランスのマクロン大統領とは今回が初顔合わせとなり、個別会談を行う方向で調整している。

 サミットで首相は、北朝鮮問題を主要議題に位置付ける狙い。国連安全保障理事会や日米韓3カ国の警告を無視し、挑発行動を繰り返しているとして「世界と国際秩序への挑戦」と非難。首脳間で認識の共有を求めていく。(共同)