Thursday, May 25, 2017 10:55 AM

ダイキン、米攻略に新工場 最大市場に4億5000万ドル投資

 ダイキン工業は24日、テキサス州ヒューストン近郊で新工場の開所式を実施した。東京ドーム約43個分に当たる約200万平方メートルの敷地に米国の既存4工場を集約し、最新の生産技術を導入。投資額は約4億5000万ドル(約500億円)に上る。世界最大の空調市場である米国の中核拠点と位置付け、首位グループの一角入りを狙う。

 ダイキンの井上礼之会長は開所式で「米国で投資と雇用の創出を続け、発展に貢献していきたい」と意気込んだ。

 新工場では、住宅用から業務用まで幅広いエアコンを製造。昨年10月から順次生産を始めており、2019年3月末までに4工場の移管を終える予定。新工場の従業員は現在約4600人だが、19年3月末までに8000人規模にする計画だ。この拠点に開発と生産、営業の機能も集め、米国市場に適合した商品開発や営業戦略を進める。(共同)