Thursday, May 25, 2017 10:56 AM

築地、土壌から水銀や鉛 30カ所で基準超、都調査

 東京都は25日、築地市場(中央区)の土壌調査の結果、30カ所で採取した土から土壌汚染対策法の基準値を超える水銀や鉛、六価クロム、ヒ素、フッ素の5種類の有害物質が検出されたと発表した。市場を豊洲に移転するか、築地で再整備するかを巡る小池百合子知事の判断に影響しそうだ。

 都は今後、さらに深く掘って地下水と土の汚染の実態を調べ、11月ごろに結果を公表する。担当者は「築地の敷地はアスファルトなどで覆われており、安全性に問題はない」としている。

 調査は5月2日から、都環境確保条例に基づき実施。水産仲卸売り場周辺など8区域の111カ所で表層から深さ50センチまでの土を採取し、有害物質は8区域全てで出た。(共同)