Thursday, May 25, 2017 5:43 PM

高裁も入国規制認めず トランプ政権に大きな痛手

 イスラム圏6カ国からの入国を規制するトランプ政権の新たな大統領令について、リッチモンド連邦高裁は25日、一時差し止めた連邦地裁の仮処分命令を支持する決定を出した。2月に差し止められた旧大統領令に続き「看板政策」が高裁から再び退けられ、トランプ大統領には大きな痛手となった。

 大統領令はイスラム教徒を標的にした「宗教差別」と訴えた移民支援団体など原告側の主張が認められた。これに対し、政府側は大統領令に宗教差別の意図は一切なく、国民の安全を守るために必要だと反論していた。(共同)