Friday, May 26, 2017 10:58 AM

FBI、大統領娘婿に関心 ロシア当局者との接触捜査

 ロシア政府による米大統領選干渉疑惑を巡り、米連邦捜査局(FBI)がトランプ大統領の娘婿のクシュナー大統領上級顧問を調べていると米主要メディアが25日、報じた。クシュナー氏はロシア当局者らと複数回接触しており、トランプ陣営とロシア側が共謀したかどうかを解明する上で重要な情報を持っていると関心を寄せているという。

 トランプ氏の長女で大統領補佐官のイバンカさんの夫でもあるクシュナー氏は政権内で大きな発言権を有している。捜査が現在のホワイトハウス上層部にまで及んだことで波紋が広がりそうだ。

 トランプ氏は、バノン首席戦略官兼上級顧問ら側近を中心とした「危機管理チーム」発足を準備。側近らが司令塔となって外部の顧問弁護士らとの会合を重ね、政権運営への影響回避を図っている。(共同)