Friday, May 26, 2017 5:48 PM

「国連の無能ぶりに失望」 北朝鮮高官が不満表明

 北朝鮮のキム・インリョン国連次席大使は26日、ニューヨークの国連本部で記者会見し、安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議の法的根拠を検証する国際的な法律専門家によるフォーラムの設置を国連事務局に再三要請したにもかかわらず回答がないことに不満を示し、「国連事務局の無能ぶりに完全に失望した」と述べた。

 同フォーラム設置の目的は、制裁決議の不当性を国際社会に訴えるためだとみられている。北朝鮮は批判の矛先を安保理だけでなく国連事務局にも向け始めている。

 北朝鮮の国連代表部は1月、国連事務局に対し、ニューヨークかジュネーブにできるだけ迅速に同フォーラムを設置するよう要請していた。(共同)