Tuesday, May 30, 2017 10:11 AM
死者10万人超、3万人不明 汚職で増長、負の連鎖
メキシコ政府が麻薬密輸組織との「戦争」を宣言して10年以上が過ぎた。残忍な殺人で市民を恐怖に陥れてきた組織の力は、汚職がはびこる治安当局にも浸透。死者10万人以上、行方不明者3万〜4万人とされる抗争は歯止めがかからない。金のある組織にあこがれる子どもたちは暴力に鈍感になり、負の連鎖を生んでいる。
「失敗だった。逆に犯罪組織を増長させる結果になった」。麻薬戦争に詳しいジャーナリスト、リカルド・ラベロ氏(50)が政府を批判する。カルデロン前大統領が戦争を宣言したのは2006年12月。衝突はペニャニエト現政権下でやや収まったかに見えるが、密輸組織の勢力は水面下で拡大している。
有力組織「シナロア・カルテル」や「セタス」のリーダー逮捕は表向きの成果にすぎず、恐喝や誘拐、首を切った遺体をさらすような残忍な殺人は止まらない。英国際戦略研究所によると、昨年だけでも2万3000人が殺害され、世界でも内戦中のシリアに次ぐ多さだ。実態を伝えようとする記者も2000年以降、125人が犠牲になった。(共同)
ニュース
05/30/2017 10:11 AM
マーレ、米エンジニアリング事業をベルギー社に売却
05/30/2017 10:11 AM
GMの24年米EV販売、50%増~テスラに次ぐ2位
05/30/2017 10:11 AM
トルクとエイバ、提携強化〜自動運転トラックの開発加速へ
05/30/2017 10:11 AM
11月卸売売上高、0.6%増〜在庫は0.2%減
05/30/2017 10:11 AM