Tuesday, May 30, 2017 10:16 AM
共謀罪、参院実質審議入り 首相「テロ防止に重要」
犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案は30日、参院法務委員会で質疑が行われ、実質審議入りした。安倍晋三首相は「(共謀罪を適用して)資金源を断つことはテロを防止していく上で極めて重要だ」と述べ、改正案の意義を改めて強調した。
6月18日が会期末の今国会中に成立を図る政府、与党に対し、廃案を求めて攻勢を強める野党側は、一般人が捜査対象になり内心の自由が侵される危険があると追及した。
共産党の仁比聡平氏は、プライバシーを制約する恐れがあると指摘したケナタッチ国連特別報告者の書簡について質問。首相は「法案は計画や準備行為など行為を処罰するもので、内心の自由を処罰するものではない」と答弁した。(共同)
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