Tuesday, May 30, 2017 1:19 PM

EUウクライナ協定発効へ オランダ上院が承認

 オランダ上院は30日、昨年4月の国民投票で否決された欧州連合(EU)とウクライナの連合協定を承認した。下院は2月に承認済みで、オランダの批准が事実上確定。EUの他の加盟国は既に批准しており、2014年に調印された協定の正式発効に道が開かれた。

 連合協定は自由貿易協定(FTA)を柱とし、13年に当時のウクライナの親ロ政権がロシアの反対で調印を見送ったことで政変の引き金となった。既に仮発効している。

 オランダ政府は国民投票の結果を受け、批准に向けた手続きを停止したが、EUが昨年12月、協定を巡り(1)ウクライナのEU加盟につながらない(2)安全保障面の協力義務はないーと明記した文書を作成したことで、手続きを再始動させていた。(共同)