Thursday, June 01, 2017 1:33 PM

小池氏、自民に離党届 新党代表に、対立鮮明化

 東京都の小池百合子知事は1日、党籍が残っていた自民党に離党届を提出し、自身が率いる地域政党「都民ファーストの会」の代表に就任した。都議選投開票日まで1カ月に迫る中、自民と決別して対立構図を鮮明にした形だ。

 一方、自民党は都議選に国政選挙並みの挙党態勢で臨む方針。菅義偉官房長官は記者会見で、小池氏の離党届提出の影響は「全くないのではないか」と語った。

 小池氏は1日に都民ファーストの会が都内で開いた総決起大会で代表に就任後、「改革に燃えている。だからこそ、議会にも改革に燃えた同志がもっと増えてほしい。車の両輪と言われる知事と議会のスピード感と改革の方向が一致しないと、都政は後ずさりし、止まってしまう」と訴えた。大会後、報道陣の取材に「いよいよこれで腰を据えて前に立ってやっていくという心の準備と態勢が整った」と語った。(共同)