Thursday, June 01, 2017 1:36 PM

フィリピン過激派に中東の戦闘員 交戦の死者175人に

 フィリピンのロレンザーナ国防相は1日、戒厳令が出ている南部ミンダナオ島での政府軍とイスラム過激派との交戦で、これまでに死亡した過激派戦闘員の中に、サウジアラビア2人とイエメン1人、ロシア南部チェチェン共和国1人が含まれていたと明らかにした。

 軍報道官は1日、フィリピン軍が5月31日に誤って友軍を空爆し、兵士11人が死亡したと発表。交戦による死者は市民19人、軍・警察36人、過激派120人の計175人に上ったとした。

 既にインドネシア人とマレーシア人が参戦していたことが確認されている。ロレンザーナ氏は、これらの戦闘員が空港など正規ルートで入国した痕跡がなく、ミンダナオ島に近いマレーシア方面から密入国した可能性を指摘した。(共同)