Friday, June 02, 2017 11:00 AM

藤井四段、デビュー20連勝 最年少棋士が大台に

 将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)は2日、大阪市の関西将棋会館で指された棋王戦予選決勝で澤田真吾六段(25)を破り、プロ初対局から公式戦20連勝を達成した。無敗を続ける天才棋士が自身の持つデビュー後の連勝記録を更新、大台に乗せた。

 対局は同一局面が4回現れた時点で無勝負となる千日手となった。休憩を挟んで行われた指し直し対局は藤井四段の先手番。難しい局面が続いたが、155手までで相手を投了に追い込んだ。

 公式戦の最多連勝記録は神谷広志八段(56)が1987年に達成した28で、20連勝は有吉道夫九段(81)と並ぶ歴代6位タイ。これで棋王戦予選を突破、渡辺明棋王(33)への挑戦者を決める本戦トーナメント(33人が出場予定)に進出した。(共同)