Friday, June 02, 2017 11:00 AM

米雇用、13万8000人増 失業率16年ぶり低水準

 米労働省が2日発表した5月の雇用統計(速報、季節調整済み)は、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数が前月から13万8000人増えた。失業率は0.1ポイント低下の4.3%となり、2001年5月以来、16年ぶりの低水準となった。

 雇用の堅調な回復を示しており、米連邦準備制度理事会(FRB)が今月13、14日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ決定を強く後押ししそうだ。

 5月の就業者数の増加幅は18万5千人程度だった市場予想を下回り、3月と4月それぞれの就業者数の増加も下方修正された。ただ、景気拡大に伴う雇用増は限界に近づき、FRBのイエレン議長は就業者数の増加ペースは「長期的には月7万5000〜12万5000人が適切だ」と話している。(共同)