Friday, June 02, 2017 11:01 AM

米中、北朝鮮制裁で合意 安保理きょう採択へ

 北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射を受け、米国と中国は1日までに、国連安全保障理事会の新たな制裁決議案で合意した。対話を重視していた中国も応じた。米国は同日、決議案を安保理各国に配布した。核・ミサイル開発に関わる14個人と4団体を渡航禁止・資産凍結の対象に追加することが柱。安保理は2日(日本時間3日午前)に採択する見通し。

 安保理の制裁決議が採択されれば1月のトランプ政権発足後では初めてになる。従来の制裁の範囲で個人・団体を拡大したのにとどまるが、北朝鮮が反発を強めるのは確実だ。

 米国は1日、北朝鮮の制裁逃れを手助けしたとしてロシア企業に独自の制裁を科したが、ロシアメディアによると、同国政府高官は決議案に拒否権を行使しない姿勢を示しており、採択される公算が大きい。(共同)