Friday, June 02, 2017 11:01 AM

「事実に基づく」と反論 日本政府に国連報告者

 言論と表現の自由に関する国連特別報告者のデービッド・ケイ氏が2日、東京都内で記者会見し、5月に公表された対日調査報告書を日本政府が批判していることについて「解釈による違いはあるかもしれないが、事実に基づいている」と反論した。

 報告書は、日本の報道が特定秘密保護法などで萎縮している可能性に言及。日本政府は「不正確で不十分な内容だ」としている。

 参院で審議中の「共謀罪」法案を巡り、同じ国連特別報告者のケナタッチ氏が懸念を示す書簡を日本政府に送付。安倍晋三首相は国会で「著しくバランスを欠く不適切なものだ」と答弁した。(共同)