Friday, June 02, 2017 11:03 AM

世界が落胆、批判噴出 協定順守の表明相次ぐ

 トランプ大統領が地球温暖化防止の枠組み「パリ協定」からの離脱を表明したことを受け、世界各国では落胆の声が広がるとともに批判が噴出した。一方、協定への支持と順守を改めて強調し、国際社会の連携を呼び掛ける動きも見られた。

 「われわれは参加すると決定しており、放棄することはないだろう」。インタファクス通信によると、ロシアのドゥボルコビッチ副首相は2日、パリ協定に関する米国との立場の違いをこう強調した。

 中国も、「国際的な責任を全うする」(李克強首相)として、協定順守の姿勢を前面に押し出した。気候変動問題への対応で米国に代わる世界のリーダーになるとアピールする狙いがあるとみられ、引き続き関係国との協力を進める方針を示した。(共同)