Friday, June 02, 2017 5:57 PM

対北朝鮮、圧力強化を協議 日米豪防衛相

 稲田朋美防衛相は3日(日本時間同)、米国のマティス国防長官、オーストラリアのペイン国防相と訪問先のシンガポールで会談する。北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射を非難し、核・ミサイル開発阻止に向けた圧力強化を確認するとみられる。日米両防衛相は3者による会談の直後に2国間でも協議。結束をアピールする狙いだ。

 日米豪の会談では、中国が一方的に軍事拠点化を進める南シナ海や、中国公船が領海侵入を繰り返す沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海情勢についても意見交換。「法の支配」や「航行の自由」の確保の重要性を申し合わせる見通しだ。

 日米会談では、日米の防衛協力を一層強化し、弾道ミサイル防衛(BMD)態勢に万全を期す方針を確認。米国の原子力空母と海上自衛隊の護衛艦による共同訓練などを通じ、北朝鮮への圧力を継続する方針も申し合わせるとみられる。(共同)