Friday, June 02, 2017 5:58 PM

北朝鮮制裁決議を採択 安保理、資産凍結拡大

 国連安全保障理事会(15カ国)は2日午後(日本時間3日午前)、公開会合を開き、北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射を強く非難し、金正恩朝鮮労働党委員長の側近を含む北朝鮮の14個人と4団体を資産凍結・渡航禁止の対象に追加する決議案を全会一致で採択した。北朝鮮への制裁決議採択は1月のトランプ政権発足後初めて。

 北朝鮮に核・ミサイル開発を断念させるため、国際的な圧力を一層強化させる狙いがある。これまでの制裁決議とは異なり、対象範囲で個人・団体を拡大する内容にとどまったが、北朝鮮が反発を強めるのは確実だ。(共同)