Friday, June 02, 2017 5:58 PM
「前提条件なしの対話を」 北朝鮮非公式接触の専門家
5月上旬にノルウェーで北朝鮮高官と非公式接触した米シンクタンク「ニューアメリカ」のイラン専門家スザンヌ・ディマジオ氏は2日、ワシントンで開かれたシンポジウムで「米朝間の緊張を和らげる必要がある」と述べ「前提条件無しの直接対話」を始めるよう提言した。非公式接触の内容には触れなかった。
具体的にはイランと欧米などとの核合意交渉を参考に、まずは現実的な目標として核実験や弾道ミサイル発射実験を凍結する暫定合意を結ぶことを目指すよう求めた。
ディマジオ氏は、北朝鮮外務省の崔善姫北米局長が接触後に「条件が整えば対話する」と語ったことについて「興味深い」と指摘。トランプ政権は北朝鮮が核放棄の意思を示さない限り対話に応じない立場だが、「どんな条件なのかを明確にするためには対話しかない」と訴えた。(共同)
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