Friday, June 02, 2017 5:59 PM

パリ協定再交渉は欧州次第 米環境行政トップが会見

 米環境行政トップのプルイット環境保護局(EPA)長官が2日、ホワイトハウスで記者会見し、トランプ大統領が示唆した地球温暖化の新枠組み「パリ協定」再交渉に欧州主要国の首脳らが応じない意向を示したことについて「彼らの出方次第だ」との考えを示した。

 トランプ氏は「米国にとって公正な協定に変える」と訴えたが、ドイツやフランス、イタリアは「再交渉はできない」と宣言しており、再交渉は困難視されている。

 協定離脱派の中心人物の一人だったプルイット氏は、これまでに米国が温室効果ガスの削減のための技術開発を進めて実績も上げてきたと主張。「米国から学びたければ(再交渉の)テーブルに着くべきだ」と続けた。(共同)